2018年4月1日日曜日

目指すべき太極拳

太極拳を専門にして一日8-10時間練習し、太極拳を極められている方は日本にもおられます。又人間的にも尊敬できる方も多くいらっしゃいます。それらの方々は我々が目指すべき頂の道標として大変な貴重な存在だと考えています。ただ、小生はそれほどの実力、功夫もありませんので、それとは別に、一般の仕事を持った忙しい社会人が何処まで行けるかの一つの道標を作りたいと考えています。少ない練習時間を効率よく使い、功夫を高め、太極に近づけるのは何処までかを実践し、示していきたいと考えています。というのも一般の人達に太極拳を普及するとなれば、何時間も時間が取れないのが現実です。仕事も忙しい、家庭も忙しい、こういった人が殆ど大半であると考えています。然し普及となればこういった一般の方々ができるようにならなければいけないとも考えています。これらの人が太極拳を専門に行っている人とは比ぶべくもありませんが、ある程度の功夫と伝統太極拳の醍醐味が味わえるレベルになるような道筋を作る事も大切であると思っています。普及とは「底辺は広く頂は高く」が原則で両者は相互に依存しあう関係にあると思っています。斯かる底辺の拡大が将来的には頂きの高さに結びついてくるのであろうと期待もしている訳です。それには自分がまずは実践し、生徒がそれを証明する事が必要であると考えています。従い、現在小生の教室では私が中国で受けた教育に工夫を凝らし、一般の方を教えています。この試みがうまくいけば太極拳も日本に根付き第二の陳発科、馮志強といえる名人が多く輩出されると期待しています。

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