套路の打ち方も各派色々あるでしょう。 ここでは陳式嫡流の陳発科直伝の套路の打ち方(
日本では型を行う事を中国では套路を打つといいます)の触りを以下述べる事にします。
まず陳発科老師は套路を技を組み合わせた運動だけとは捉えていませんでした。要は陳式太極拳を打つ身体と意念の開発を套路の目的と考えていたのです。技を習得する運動の側面も無い訳ではありませんが、その位置づけは然程高くは無いという事です。
第一は意の運動という側面です。要は意で套路を打つ為、意がどんどん強くなって行く訳です。太極拳は「用意、不用力」といわれ意念が大事です。陳発科老師も馮志強老師も北京ではその功夫を知らないものはいない人物として知られていましたが、陳発科老師は千頭の象は倒せないと言われており、功夫だけでは無い意念等を重視して套路を打っておられたという事です。太極拳は連綿不断と言われますが、このように意を連綿不断に用いて套路を練る事が重要です。
第二は身体の開発という側面です。内勁を練るという事です。取り分け纏糸勁と混元球を練る事が大事です。まずは外から中を練り、次は中から外を主導する事です。どういう事かと言いますとまずは套路を練り込んでいきますと徐々に中が出来てきます。中とは内気と勁道の事です。中が別の生き物のようになってくると、今度は中を動かす事により、その力が外に現れてくる事になります。特に混元太極拳は多くの纏糸内功を含んでいますので、纏糸勁が練られる事になり、自然と纏糸勁ができるのです。
第三は気の運動という側面です。これは意が動く為、自然とそれに伴って気も動く事となります。「意到気到」と言われているのであくまでこれは意の運動の結果です。従い、これに特に注意を注ぐ必要はありません。ただここでこの内気の練りかたには陳式太極拳には一つの密伝があります。
第四に技の側面です。
上記が一般的な套路の練り方になります。又所謂発勁を伴う套路である二路は炮捶(ほうずい)と言われていますが、この練り方にも陳式太極拳の密伝があり、馮志強老師も陳発科老師より伝えられた密伝に従って二路を練られたそうです。ある時公園で馮老師と二路を練っていた時、陳式の他流派の方が通りがかった時にサッと二路を打つ事を止めたのには驚きましたが、これも流派の密伝を守る為の行動と理解されます。
中文訳
日本では型を行う事を中国では套路を打つといいます)の触りを以下述べる事にします。
まず陳発科老師は套路を技を組み合わせた運動だけとは捉えていませんでした。要は陳式太極拳を打つ身体と意念の開発を套路の目的と考えていたのです。技を習得する運動の側面も無い訳ではありませんが、その位置づけは然程高くは無いという事です。
第一は意の運動という側面です。要は意で套路を打つ為、意がどんどん強くなって行く訳です。太極拳は「用意、不用力」といわれ意念が大事です。陳発科老師も馮志強老師も北京ではその功夫を知らないものはいない人物として知られていましたが、陳発科老師は千頭の象は倒せないと言われており、功夫だけでは無い意念等を重視して套路を打っておられたという事です。太極拳は連綿不断と言われますが、このように意を連綿不断に用いて套路を練る事が重要です。
第二は身体の開発という側面です。内勁を練るという事です。取り分け纏糸勁と混元球を練る事が大事です。まずは外から中を練り、次は中から外を主導する事です。どういう事かと言いますとまずは套路を練り込んでいきますと徐々に中が出来てきます。中とは内気と勁道の事です。中が別の生き物のようになってくると、今度は中を動かす事により、その力が外に現れてくる事になります。特に混元太極拳は多くの纏糸内功を含んでいますので、纏糸勁が練られる事になり、自然と纏糸勁ができるのです。
第三は気の運動という側面です。これは意が動く為、自然とそれに伴って気も動く事となります。「意到気到」と言われているのであくまでこれは意の運動の結果です。従い、これに特に注意を注ぐ必要はありません。ただここでこの内気の練りかたには陳式太極拳には一つの密伝があります。
第四に技の側面です。
上記が一般的な套路の練り方になります。又所謂発勁を伴う套路である二路は炮捶(ほうずい)と言われていますが、この練り方にも陳式太極拳の密伝があり、馮志強老師も陳発科老師より伝えられた密伝に従って二路を練られたそうです。ある時公園で馮老師と二路を練っていた時、陳式の他流派の方が通りがかった時にサッと二路を打つ事を止めたのには驚きましたが、これも流派の密伝を守る為の行動と理解されます。
中文訳
关于打套路,每个门派会有不同方法。在此将描述陈式正统中,陈发科老师直接传授的打套路方法的入门内容。首先,陈发科老师认为套路不只是个别招式运动组合而成的。陈式心意混元太极拳中,打套路的目的是发展意念和锻炼和开发身体。并非不重视学习运动的技巧,而是相比以上的目的来说没有那么重要。以下为打套路的目的。
第一是发展意念运动的。因为打套路时要用意念,所以意念越来越强大。太极拳中,经常说「用意不用力」,意念非常重要。在北京,陈发科和冯志强老师是两位著名的功夫大师,无人不晓,但陈发科老师说「不能击败一千头大象」。陈发科老师打套路时,重视比起功夫应重视意念。太极拳被说是连绵不断的,特别将意念应用到连绵不断之中练套路十分重要。
第二是锻炼和开发身体的。这意思是练内劲,其中练缠丝劲和混元球尤其重要首先练以外带内,然后转变为以内带外。具体地说,越练套路越成内部。内部的意思是内气(混元气)和劲道。内部变化了之后,以内动带外劲出现。因为混元太极拳尤含有很多缠丝内功,所以练套路同时,缠丝劲自动获得了。
第三是运动气的。因为打套路时意念动作,气随着意念运动而自然运动。就像经常说的「意到气到」,以上气的运动只是意念动作的结果而巳。这意味着打套路时不需要特别注意气的运动。而陈式太极拳有一个密传的练气方法。
第四是技击的技巧的。
以上是一般的打套路的方法。关于二路套路中所谓的发力又称作炮捶。打二路也有陈式的密传方法。我听说冯志强老师也听从陈发科老师指导练二路了。有一天,我跟冯老师打二路时,其他陈式门派的人路过。我吃惊于冯老师突然停止了打二路。我推测原因就是冯老师要保护密传。
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