2017年12月7日木曜日

芦原先生の思い出

極真会館芦原道場の時に松山に合宿に参加した時の事です。確か夕方になって芦原先生が大山館長の事を突然語り始めました。遠くを見るような目で「大山館長も遠くに行ってしまったからな~」と寂しそうにボロッと言われました。周りにいた我々は反応のしようもなくただ聞いていただけでした。当時は東京本部の批判もされる事が多くなっていましたので意外な感じもしました。本当は大山館長が好きなんだな~と感じた次第です。
その後、中村忠師範(当時既に極真会館を去られていました)の話になりました。
ある合宿で門限を破り他の道場性と飲んでいた処を中村師範に見つかって合宿所まで連れて戻られたのでした。当然、合宿所に戻ったら絞られると思われた芦原先生は中村師範が振り返れば殴ろうと手に石を持っていたそうです。ところが合宿所に着くと中村師範は後ろを振り返らず早く寝るように言われお咎めが無かったのでした。芦原先生は本当に虚しい気持ちで石を捨てたと言われていました。
もう一つの話は中村師範と組手で顔面に突きを入れた処、中村師範の顔がプーと真っ赤に膨れ上がったそうです。その時中村師範の仕返しがあるかと思いきや、師範から「芦原、お前も強くなったな~」と言われただけで拍子抜けしたとの事でした。
斯かるエピソードの後中村師範は立派な人だと言われていたのが印象に残っています。非常に尊敬されていました。極真会館も中村師範が残られておれば分裂はなかったのではと思います。

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