2017年3月10日金曜日

太極棒

北京陳式に於いて太極棒は何を練る為にあるのかと言えば、主に纏糸勁を練る為にあります。実際ある一定程度の内気が出てきて太極棒気功を練ると内気が纏糸の運動をしながら動いている事を感じる事ができます。これは纏糸内功と同じでただ捻じっているだけでは出てきません。表面は螺旋運動となっていますが、丹田から出てきた気が棒の螺旋の動きに合わせて螺旋に動き、その勁が出てくる事になります。この練功の中で大事なのは放松と意念です。この練功法は初学者が行うと太極拳が嫌う僵力(ジャンリ)というこわばった力が出易いのである程度の内気が出てきて、放松が出来て来るようになって初めて行います。馮志強老師は日本では練功者の程度に拘わらず、教えていましたが、実際中国で教える際には一定のレベルで無いと教えて居られませんでした。

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