2020年12月2日水曜日

外から見た混元太極拳

 ある時道友のT氏ととある表演会で偶然一緒になった。偶々その表演会で混元太極拳を表演される方がおられ小生も見学していたが、その時そのT氏は混元太極拳は身体を練る套路ですねと言われた。套路は全てが身体を練るものですが、T氏はそれは100も承知で言われたと思う。即ち、練るのに非常に適しているという意味と本人の套路の練度が如実に表れるという意味かと感じた。確かに纏絲勁は満載であるし、それを混元球の上に載せて使う箇所も多くあるので本人の段階が今どこにあるかは本当に分かりやすい。但し、練る方からすると非常に難解かもしれないと思う。正しい指導者がいないと殆ど明後日の方向に行ってしまいかねない。 小生が北京で馮志強老師に混元太極拳を習っていた頃、他の兄弟弟子は絶対に口出しをしない。なので小生の套路が間違っているかどうかは分からない。ある時に地壇公園で練習後に師兄弟に套路に関する質問をした事があるが、馮志強老師が教えてられるからとの理由で答えられなかった。唯一張禹飛老師は小生の誤りを的確に指摘して頂いた。それがなければ混元太極拳を正確には理解できなかったと確信している。全ての動作を明勁で示して頂いたから現在楷書の混元太極拳を伝えられると思っています。

太極拳で大事な事は

①太極を理解し、体現する。

②勁を正しく理解する。

③一定の功夫がある。

④聴勁ができる

ではないかと思う。

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